最近、GR-SAKURA の Web コンパイラのバックエンドライブラリとして使われていた、RXduino が自由にダウンロードできるようになり、FreeRXduino として公開されたようです。
http://rx.tokudenkairo.co.jp/freesoft.html
今まで、GR-SAKURA の開発環境は、Web コンパイラがあったわけですが、そのプロジェクトをローカルにダウンロードして、手元でビルドすることはライセンス的に不可能でした。
(詳細: http://rx.tokudenkairo.co.jp/license_gr.html)
しかし、FreeRXduino が公開されたことで、手元のローカルマシンでビルドすることが、ライセンス違反なく、自由にできるようになります。
ただし、オープンソースではないので、ビルド環境ごと再配布したり、RXduino を改変した物を公開したり、 GPL のソースコードとともにコンパイルしたバイナリを再配布したりすることも不可能です (LGPL なら問題ないはずです)。
# ちなみに、最近 Web コンパイラに、GR-SAKURA ライブラリ v2.00 が追加されました。こちらはオープンソースとなるようですが。つまり、RXduino は終焉の方向?
そこで、久しぶりに GR-SAKURA を持ちだして、少しいじってみました。
(とはいえ、実は目的があってのことなのですが、それは後日)
2014/05/30
2012/06/03
第1回 がじぇルネ プロデューサ・ミーティング
昨日は、がじぇっとルネサスというもののプロデューサーミーティングに参加してきました。
知り合いに誘われて、面白そうなので参加してみました。
受付に本物のメイドさん(メイド喫茶の店員さん)からこのボードを手渡されて、ここルネサスの研修センターなんですが... っていう、まあルネサスらしくない感じでしたw
なんだ、このピンクなレジストの基盤は!って感じですが。
ルネサスなだけあって RX が乗ってるぞ! なんか Arduino っぽい!と思った方、鋭いです。
この基盤、GR-SAKURA という基盤なのですが、Arduino (ほぼ)上位互換の超高性能・多機能 RX63N マイコンボードです。
実際に売り出す予定のもので、僕が昨日頂いたのは、それのプロトタイプです。
発売されるときの販売元は、若松通商さんになる予定で、このプロジェクト自体が若松とルネサスの共同みたいになってます。
H8, SH, R8C, R32C, M16C, 740... とたくさんのコアを持っているルネサスですが、このボードでは新しい RX を採用してきました。
あまり、電子工作系の界隈には馴染みのないマイコンですが、32bit で高性能です。
仕様はこんな感じです
- RX63N 96MHz
- RAM 128KB, Flash 1MB
- FPU, Ether コントローラー 内蔵, USB 対応
- XBee 用スルーホール対応
チップは一緒の廉価版も用意されるようです。 あと mbed の互換ボードも計画中とか。
デモとして、マイコンカーラリーのマイコンボードをこれに置き換えたものも試走してました。
やっていた身としては、H8 が特徴だったマイコンカーなので、新鮮ですね。
さらに、コンパイラはクラウド上の Web コンパイラを使う形になってます。
しかも、Android 完結型のブロック型の開発環境も的供されるらしいです!
Web コンパイラの API も公開する予定みたいです。(つまり自由に開発環境が作れる)
プロトタイプの基盤をもらってきたからには、ちょっと弄って作ってみたいと思います。
余り時間がなかったりもしますがw 期間も短いですし。
ちなみに、レジストの色は、担当者の趣味らしいです。
Web コンパイラもピンクです。Android のクライアントもロゴがハートマークに...
さらには、受付のメイドさんですからね...
まあ、それが売りになるかどうかは別として...
問題は、Arduino のライブラリがそのまま動くわけではないというのと、つまりそれらの移植を手伝って下さい!ってお願いなんですよね、今回のものは。
ネットワーク使って面白いことできそうなので、ちょっと作ってみようと思います。
近々発売のようなので、日本製の Arduino 互換ボード、Arduino では物足りないという方は、これを使ってみてはいかがでしょう?
登録:
投稿 (Atom)