おかげで、様々なクライアントから特別なソフトウェアの導入なしにつなげるようになったことで、夢が広がります。
まだ、ベータ版というか、RC1 の状態ですが、ダウンロードして試すことができます。
クライアントから、手軽に L2TP/IPsec したいよね?
そんなわけで、Linux からも L2TP/IPsec で VPN したいわけです、しかも手軽に。クライアントからつなぐ際、PPTP とか OpenVPN であれば、NetworkManager が対応しているわけなんですけど、L2TP/IPsec は StrongSwan が対応しているようで、なんかうまくいきません。
(少なくとも PSK, 事前共有鍵 を使った接続はできなさそうだった)
設定ファイルをぽちぽちいじるのも、なんか前世代的で面倒です。
それに、結構色々設定しなきゃいけません。
l2tp-ipsec-vpn を使ってみる
色々探してみたのですが、OpenSwan をバックエンドとして使う l2tp-ipsec-vpn を使うのが良さそうです。
これなら、GUI からぽちぽち設定してつなぐことができます。PSK にも対応してます。
Debian (wheezy 以降) や Ubuntu であれば、以下のようにしてインストールするだけです。
メニューから GUI のプログラムをたちあげると、上記のような設定画面が出てくると思います。sudo apt-get install l2tp-ipsec-vpn
設定とか
接続の設定画面はこんな感じですね。"Use pre-shared key for authentication" の部分に PSK (事前共有鍵) を入力します。
今回の接続先の、Packetix VPN の L2TP/IPsec は PAP にしか対応していませんので、PPP タブに移って、"Allow these protocols" を選択して PAP にチェック入れた後、"User name" と "Password" を入力します。
それと、"IP Settings" の中の "Obtain DNS server addresses automatically" にチェックを入れておきましょう。
これにチェックを入れないと繋がらないかもしれません。
または、DNS サーバーのアドレスを手動入力しましょう。
設定が終わったら、GNOME3 であれば、右下のタスクバーみたいなところに l2tp-ipsec-vpn が常駐しているはずなので、設定名をクリックするとつながります。
初期設定は、VPN を貼ったネットワークがデフォルトゲートウェイになるので、設定を変更したい場合は "IP Settings" -> "Routes..." で設定しましょう。
Linux でも割と手軽に、L2TP/IPsec で VPN を張ることができました。
接続先も Packetix VPN を使えば、とても簡単に設置することができるので、良い時代になりましたね...